今回紹介するX-T2の発売日は2016年9月8日。ほぼ9年も前に発売されたカメラです。いまさらと思われるかもしれませんが、今でも現役で撮影に使用できる名機です。撮影ジャンルは限られるかもしれませんが、個人的な撮影では十分な性能で撮影できていますので、私の使用体験に基づいてレビューしていきます。
主な仕様
主な仕様 ↗より
型番 FUJIFILM X-T2 有効画素数 約2,430万画素 撮像素子 23.6mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-Trans CMOS IIIセンサー、原色フィルター採用センサークリーニング圧電素子による超音波方式 記録メディア SDカード(~2G)/SDHCカード(~32G)/SDXCカード(~256G)UHS-Ⅰ/UHS-Ⅱ対応(*1) 記録方式 静止画DCF Ver.2.0準拠圧縮:Exif Ver.2.3 JPEG準拠、DPOF対応(*2)非圧縮:14bit RAW(RAF独自フォーマット)/RAW+JPEG動画ファイル記録形式:MOV圧縮方式:MPEG-4 AVC/H.264準拠音声記録方式:リニアPCM ステレオ(48KHzサンプリング) 記録画素数 [L]<3:2>6000×4000 / <16:9>6000×3376 / <1:1>4000×4000[M]<3:2>4240×2832 / <16:9>4240×2384 / <1:1>2832×2832[S]<3:2>3008×2000 / <16:9>3008×1688 / <1:1>2000×2000 レンズマウント FUJIFILM Xマウント 撮影感度 感度設定AUTO1/AUTO2/AUTO3(ISO12800まで設定可能)
ISO200~12800(1/3段ステップ)(標準出力感度)拡張感度設定ISO100/125/160/25600/51200測光方式 TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 露出制御 P(プログラムAE)/A(絞り優先AE)/S(シャッタースピード優先AE)/M(マニュアル露出) 露出補正 -5.0EV~+5.0EV 1/3EVステップ(動画撮影時は-2.0EV~+2.0EV) 手ブレ補正 手ブレ補正機能付きレンズで対応 シャッター形式 電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター シャッタースピード メカニカルシャッター4秒~1/8000秒(Pモード時)、30秒~1/8000秒(Aモード時)
バルブ(最長60分)、TIME:15分~1/8000秒電子シャッター(*3)1秒~1/32000秒(P/A/S/Mモード)
バルブ:1秒固定、TIME:15分~1/32000秒メカ+電子シャッター4秒~1/32000秒(Pモード時)、30秒~1/32000秒(Aモード時)
バルブ(最長60分)、TIME:15分~1/32000秒フラッシュ同調速度1/250秒以下連写 約14コマ/秒(電子シャッター設定時、連続記録枚数:JPEG:42枚 可逆圧縮RAW:28枚 非圧縮RAW:25枚)
約11コマ/秒(VPB-XT2装着時、連続記録枚数:JPEG:73枚 可逆圧縮RAW:30枚 非圧縮RAW:26枚)
約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEG:83枚 可逆圧縮RAW:33枚 非圧縮RAW:27枚)
約5.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEG:エンドレス 可逆圧縮RAW:39枚 非圧縮RAW:30枚)* 記録枚数は、使用するカードにより変わります。* 連写速度は、撮影環境や連続撮影枚数によって変わります。オートブラケティング AEブラケティング(±3EV/±2EV/±5/3EV/±4/3EV/±1EV/±2/3EV/±1/3EV)
フィルムシミュレーションブラケティング(3種類選択可能)
ダイナミックレンジブラケティング(100%・200%・400%)
ISO感度ブラケティング(±1/3EV/±2/3EV/±1EV)
ホワイトバランスブラケティング(±1/±2/±3)フォーカス モードシングルAF/コンティニュアスAF/MF(リング回転式)AF方式インテリジェントハイブリッドAF(TTLコントラストAF/位相差AF)AFフレーム選択シングルポイントAF:EVF/LCD:13×7/25×13のエリア選択(フォーカス枠サイズ可変)、
ゾーンAF:13×7の91エリアより3×3/5×5/7×7選択、
ワイド/トラッキングAF:多点表示(最大18点)
※AF-S:ワイド ※AF-C:トラッキング、
オールホワイトバランス シーン自動認識オート/カスタム1~3/色温度(ケルビン値)選択(2500K〜10000K)/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球/水中) セルフタイマー 10秒/2秒 インターバルタイマー撮影 あり(撮影間隔、撮影回数、開始時刻設定 ) フラッシュ発光モード 同調モード先幕/後幕/AUTO FP(HSS)発光モードTTL(フラッシュ発光オート/スタンダード/スローシンクロ)/マニュアル/コマンダー(EF-X8使用時) アクセサリーシュー あり(TTLフラッシュ対応) ファインダー 0.5型有機ELファインダー 約236万ドット(視野率約100%)
アイポイント:約23mm(接眼レンズ最後尾から)
視度調整範囲:-4~+2m-1
ファインダー倍率:0.77倍 (35mm判換算50mmレンズ、無限遠、視度-1.0m-1のとき)
対角視野:約38°(水平視野:約31°)
アイセンサー付き液晶モニター 3.0型 3:2アスペクト 3方向チルト式TFTカラー液晶モニター 約104万ドット 動画 4K 3840×2160 29.97p/25p/24p/23.98p 100Mbps 連続最大 約10分まで
Full HD 59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 100Mbps 連続最大 約15分まで
HD 1280×720 59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 50Mbps 連続最大 約30分まで* 動画を撮影するときは、UHSスピードクラス3以上のメモリーカードをご使用ください。フィルムシミュレーションモード 15モード(PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、クラシッククローム、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア、ACROS、ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター) ダイナミックレンジ設定 AUTO、100%、200%、400%
ISO感度制限(DR100%:制限なし、DR200%:ISO400以上、DR400%:ISO800以上 )アドバンストフィルター トイカメラ/ミニチュア/ポップカラー/ハイキー/ローキー/ダイナミックトーン/ソフトフォーカス/パートカラー(レッド/オレンジ/イエロー/グリーン/ブルー/パープル) ワイヤレス転送部 準拠規格IEEE802.11b/g/n(無線LAN 標準プロトコル)暗号化方式WEP/WPA/WPA2 mixed modeアクセス方式インフラストラクチャーモード ワイヤレス機能 位置情報サーチ、スマートフォンへの画像送信、スマートフォンからの画像閲覧、リモート撮影機能、PC自動保存機能、instaxプリンタープリント、Eye-Fi対応あり(Connected無し) その他の機能 パノラマ、AF-Cカスタム設定、4K映像出力先、半押しAF、半押しAE、AF-ON、Exif Print 対応、PRINT Image Matching II 対応、言語設定(日/英含む35言語)、世界時計(時差設定)、マニュアル時モニター露出反映、EVF明るさ、EVF鮮やかさ、LCD明るさ、LCD鮮やかさ、モニター撮影効果反映、画面のカスタマイズ、著作権情報 入出力端子 デジタル入出力USB3.0 マイクロB端子* リモートレリーズ端子兼用:RR-90(別売)用HDMI出力HDMIマイクロ端子(Type D)その他ø3.5mmステレオミニジャック(マイク用)、φ2.5mmリモートレリーズ端子
ホットシュー、シンクロターミナル * メカ式レリーズ市販品:シャッターボタン電源 充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオンタイプ)※付属 寸法・質量 本体外形寸法(幅)132.5mm×(高さ)91.8mm×(奥行き)49.2mm (最薄部35.4mm)撮影時質量約507g(付属バッテリー、メモリーカード含む)本体質量約457g(バッテリー、メモリーカード含まず) 動作環境 温度-10℃~+40℃湿度10%~80%(結露しないこと) 起動時間 約0.3秒 付属品 充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオンタイプ)バッテリーチャージャーBC-W126クリップオンフラッシュEF-X8ショルダーストラップボディーキャップストラップリングストラップリングカバーホットシューカバー縦位置パワーブースターグリップ用端子カバーシンクロターミナルカバーストラップリング取り付け補助具使用説明書、保証書一式 略称 F X-T2-B(ブラック)
旧製品のページが削除される可能性も考慮して、主な仕様を引用しておきます。引用元は説明書にもなっています。操作方法なども確認できますので、気になる方はリンクからどうぞ。
片手でしっかり握りやすい小ぶりなグリップと絶妙なサイズ感
X-Pro2よりもちょっとだけコンパクトなサイズで、小さめなグリップですが指がかりが良く、片手でも持ちやすいです。ついでにこの薄めのグリップと天面のシャッターダイヤルがフィルム一眼を思わせるデザインでとても好きです。かわいい。



大きくて見やすいファインダー
他のXシリーズよりもファインダーが大きく見やすいです。今ではH系のラインナップがあるので埋もれがちなポイントかもしれませんが、Tシリーズから始まったこの大きめEVFが見やすいです。
H系と違ってアイカップが薄めなのも良いです。

軽くて小ぶりで操作性も良い
X-T2のボディは約500g。軽くて小さいカメラボディは操作性が悪くなりがちですが、X-T2はそれぞれのボタン類は小さめですが、しっかりとした押し心地があり、ダイヤル類もクリック感のあるものなので操作性も良いです。
個人的にはスナップすることが多いので、ISOダイヤルとシャッターダイヤルがボタンで固定しておけるところがものすごく好きです。バッグに出し入れをしても勝手に回りません。


高感度耐性もフルサイズに迫る勢い
X100FとX-Pro2も同じセンサーとエンジンが載ってますのでここは共通している部分なのですが、高感度域のノイズ処理がこの世代で一段と良くなったと感じています。
フルサイズならISO6400でも使えるイメージを持っていたのですが、この世代からXシリーズでもISO6400は全然使える感度という認識になりました。
web掲載程度のサイズであればISO12800でもアリだと思います。

特にFUJIFILMのカメラの高感度域はカラーノイズがほとんど感じられないんですよね。
ディテールに関しては拡大すれば気付けるんですが、こちらも全体を俯瞰した時には非常に感じにくくキレイに写っていると思えるんです。さすがフィルムメーカーですね。長年の経験が活かされているのでしょうね。
背面液晶画面が3方向チルトでアングルの選択肢が広がった
このチルト画面は最初に使った時に感動しました。
ハイアングルやローアングルの時には積極的に背面液晶画面を使って撮影していたので、これまでの2方向チルトの画面では縦構図で撮りたいときにめちゃくちゃ不便だったんですよね。
しかも写真撮影の時は断然バリアングルよりもチルトの方が感覚的に撮影しやすかったので、3方向チルトは写真撮影においてはとても使いやすいです。



手ぶれ補正はない
X-H1以降Xシリーズでも手ぶれ補正が導入されたボディが増えてきていますが、T系で手ぶれ補正が導入されるのはX-T4から。
個人的には手ぶれ補正が導入されて大きく重くなるくらいなら無くて良いと考えています。
普段から持ち歩くなら、手ぶれ補正よりサイズと重さの方がはるかに気になるからです。
それにX-T2を使っていて、手ぶれ補正があったら良かったと思ったことがありませんでした。XF16-55mmとXF90mmを買うまでは。これについては別の記事にしています。
縦グリップもあるけど、大きく重くなるので無い方が扱いやすい
X-T2にはブースターグリップというものも発売されました。
性能が上がるならと購入しましたが、結果としては私には必要のないものでした。
バッテリーが二つ入れられて、本体と合わせて計3つのバッテリーを運用できます。
バッテリーをたくさん消費する、またはバッテリー交換の時間すら作れない、という環境では活躍できるかと思います。



個人的にはレッドバッジズームなどの大きめのレンズを装着した時に持ちやすくなるかと思いましたが、実際に付けてみるとグリップが物足りずしっかりと握り込めない上に縦グリップ分の重さも加わるため、かえって重量が増えただけの感覚で使いづらかったです。
小型軽量でファインダーも見やすく普段使いに最適なバランスの良さ
私の好みではデザイン性でX100F、シャッターフィーリングでX-Pro2を選んでしまうのですが、ファインダーの視認性と操作性という点ではX-T2が優れています。


もしカメラボディが一つしか持てないとしたら、このバランスの良い優等生X-T2を選ぶと思います。
すでに最新の機種としてはX-T5が発売になっていますが、「普段使いのスナップ機」として見た場合
という点から今でもX-T2はオススメできるカメラです。
X-T2で撮影した作例は別記事でたっぷり載せていますのでぜひチェックしてください。



購入する場合は旧機種なので中古で探すことになります。マップカメラやカメラのキタムラなど、いくつかのお店で比較検討して状態の良いものを見つけてください。
最新の機種が良い!AF早い方が良い!高画素の方が良い!って方は最新のX-T5にいきましょう。新品で買えるし、フィルムシミュレーションも増えてますよ。
最後までご覧いただきありがとうございます。写真撮影、楽しんでいきましょう。
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