今回は、今までにレビューしてきましたXF90mmとXF56mmとXF35mmとスーパータクマー55mmが、どんな風にボケてどんな範囲で写るのかを比較してみます。
ボケを活かした写真を撮影したくて、富士フイルムのXマウントで単焦点レンズをお探しの方の参考になれば幸いです。
モデルはリラックマさんです。顔の縦幅は一般的な大人の顔面サイズと同じくらい。横幅は大人の顔面サイズより大きいくらいのサイズ感です。
今回の撮影に関しては、リラックマさんの全身がおさまる距離で撮影しました。
一部バストアップくらいの距離でも撮影しています。
設定は絞り開放、露出は厳密には合わせてはいませんが、同じくらいになるように調整しています。
フィルシミュレーションはProNeg.Stdでカスタマイズは以下の設定です。
それでは比較してみましょう。
リラックマさん全身撮影




パースの変化(圧縮感)が伝わりやすいように、焦点距離の長さ順に並べてみました。いかがでしょうか。
背景の写っている範囲、ボケ感の違いがよく分かりますね。
こういった全身撮影では、人それぞれ判断基準が変わってくるところでもあると思います。
私なら次の基準でレンズを選びます。
あなたなら、どのレンズが良いと思いますか。どんな基準で選びますか。




次は縦構図です。リラックマさんに露出を合わせた結果、背景がかなり飛んでしまって分かりにくいかもしれません。反省してます。
それでも、背景の写る範囲やパースやボケ感は伝わりますよね。

ちなみに、XF18mmF2で撮影すると、当たり前ですが全く違うものになります。背景の写る範囲やパースのかかり方、ボケ感も全然違いますよね。
バストアップくらいの撮影


XF56mmF1.2とスーパータクマー55mmF1.8、似た画角とF値のレンズでの比較です。
このように比べると、XFレンズの写りのクリアさがよく分かります。
逆にスーパータクマーのボケ味の特徴的な部分にも気づけて面白いです。
撮影距離の関係でXF35mmとXF90mmでは比較カットとして撮影できませんでした。

このリラックマさん、ご覧の通りのサイズとバランス通り、頭の方が重くてちょっとした風が吹く程度ですぐ転んでしまいます。
リラックマさんがんばった。
彼岸花で比較撮影
だいぶ小さなモデルになりますが、彼岸花でも比較撮影しましたので並べます。




ひとつ気になったのは、マニュアルで露出を合わせているはずなのに、XF56mmF1.2が明るく写ってるんです。不思議。
あと、意外とXF35mmF1.4の前ボケがパースが効いて、迫力のある写真になってるように見えます。
後はボケ方で、どれが好きかによってレンズ選びが決まりそうですね。
いかがでしょうか。どれが一番かはなかなか甲乙つけがたいですね。
何を基準にするかでレンズを選択することになりそうです。
どのレンズにも魅力がある
今回の比較で気になるレンズがありましたら、各レンズも記事にしていますので、ぜひ見てください。






また、カメラボディはX-T2を使用しました。
最後までご覧いただきありがとうございます。写真撮影、楽しんでいきましょう。

にほんブログ村
