X100Fは2017年2月23日に発売されたカメラです。すでに発売から8年経過しているのですが、今でも使えていますし、機能や性能も問題ありません。
現在では後継機種として、X100VとX100VIがすでに発売されていますが、それよりもX100Fがお気に入りです。
なぜお気に入りなのか、なぜX100Fが良いのかをお伝えします。
仕様
仕様より
型番 FUJIFILM X100F 製品型番 FF160004 有効画素数 2430万画素 撮像素子 23.5mm×15.6mm (APS-Cサイズ)
X-Trans CMOS Ⅲ、原色フィルター採用記録メディア SDメモリーカード / SDHCメモリーカード / SDXCメモリーカード(弊社推奨品) 撮影感度 ISO 200~12800(1/3段ステップ)、AUTO
ISO 100/25600/51200は拡張モード測光方式 TTL256 分割測光 マルチ、スポット、アベレージ、中央部重点 露出制御 プログラム(プログラムシフト可能)/シャッタースピード優先/絞り優先/マニュアル 露出補正 -5EV~+5EV(1/3 段ステップ) シャッタースピード メカニカルシャッター:
P モード時:4秒~1/4000秒、全モード合わせて:30秒~1/4000秒、タイム:30秒~1/4000秒、バルブ:最長60分
電子シャッター:
P、S、A、M:30秒~1/32000秒、タイム:30秒~1/32000秒、バルブ:1秒固定
メカニカル+電子:
P モード時:4秒~1/32000秒、全モード合わせて:30秒~1/32000秒、タイム:30秒~1/32000秒、バルブ:最長60分フラッシュ発光モード モード:
TTL(フラッシュ発光AUTO、スタンダード、スローシンクロ)、マニュアル、コマンダー、発光禁止
同調モード:
先幕、後幕
赤目補正:
赤目抑制発光+補正処理、赤目抑制発光、補正処理、OFFハイブリッドビューファインダー 光学ファインダー(OVF)
電子式ブライトフレームファインダー(逆ガリレオ式)、撮影範囲フレーム視野率 約92%、ファインダー倍率 約0.5倍
電子ビューファインダー(EVF)
0.48型カラー液晶ファインダー、約236万ドット
ファインダー倍率 0.64倍(35mm判換算50mmレンズ、無限遠、視度 - 1.0m–1のとき)、対角視野 約32.4度(水平視野約27.1度)
視度調節範囲
- 2 ~ +1m–1(dpt)アイポイント
約15mm液晶モニター(LCD) 3.0型カラー液晶モニター、約140万ドット、固定式 動画
(ステレオ音声付き)1080/59.94P:59.94フレーム/秒
1080/50P:50フレーム/秒
1080/29.97P:29.97フレーム/秒
1080/25P:25フレーム/秒
1080/24P:24フレーム/秒
1080/23.98P:23.98フレーム/秒
720/59.94P:59.94フレーム/秒
720/50P:50フレーム/秒
720/29.97P:29.97フレーム/秒
720/25P:25フレーム/秒
720/24P:24フレーム/秒
720/23.98P:23.98フレーム/秒
電源 充電式バッテリー NP-W126S(付属) 寸法・質量 本体外形寸法
(幅)126.5mm×(高さ)74.8mm×(奥行き)52.4mm
(奥行き最薄部 32.0mm)
撮影時質量
約469g(付属バッテリー、メモリーカード含む)本体質量
約419g(バッテリー、メモリーカード含まず)標準撮影枚数 ハイパフォーマンス:260枚(LCD)/250枚(EVF)/390枚(OVF)
スタンダード:280枚(LCD)/270枚(EVF)/390枚(OVF)
エコノミー:340枚(LCD)/330枚(EVF)/430枚(OVF)
CIPA規格による。バッテリーは付属のもの、記録メディアはSDメモリーカードを使用し測定。バッテリーの充電容量により撮影可能枚数の変動があるため、ここに示すバッテリー作動可能枚数を保証するものではありません。低温時ではバッテリー作動可能枚数が少なくなります。付属品 充電式バッテリー:NP-W126S (リチウムイオンタイプ)
バッテリーチャージャー:BC-W126
ショルダーストラップ
ストラップリング
ストラップリングカバー
ストラップリング取り付け補助具
レンズキャップ
専用USBケーブル(Micro-B)
使用説明書・保証書一式
発売終了したXFレンズの公式ページが削除されてしまっていたので、念のために引用しました。X100Fの仕様も削除されてしまうと悲しいので、消さないでください富士フイルム様。
引用元のリンク先は説明書にもなっていますので、操作や仕様で詳細を確認したい場合にも活用できます。
最新のX100VIよりも、その前のX100Vよりも、さらにもう一つ前のX100Fが最高に良いバランスなんです。

まず、X100Fはカメラのデザインが良いです。
最近の富士フイルムのデザインはソリッドでモダンというか、ミニマルに削ぎ落としたデザインになっていると思いますが、X100Fにはクラシカルな要素が多めに残っているところが良いです。
レンズもクラシカル。でもしっかり解像しつつウェットな美しい写り。

近接で絞り開放ではふんわりとした優しい写りです。

絞る(f5.6)としっかりと解像しつつもカリカリしない優しさがあります。
X100Fといえば、この優しい写りです。なぜX100Vでレンズ構成を変えてしまったのか、なぜX100VIで解像度を上げてしまったのか、個人的には納得できていません。
X100シリーズではこの写りが好きな方が多いのではないでしょうか。
私はこの写りが大好きで大好きでX100Fが大好きです。
内臓NDフィルターとリーフシャッター(レンズシャッター)という二つの縁の下の力持ち。

通常このように日中のスナップなんかではNDフィルターを持ち歩かない限り動きを止める早めのシャッタースピードで撮影することになると思います。

ところがX100FにはNDフィルターが内臓されています。
ボタンひとつでNDフィルターをONにしてこのような写真が撮影できます。
シャッタースピード1秒。
手持ちでがんばりました。

また、NDフィルターがあるおかげで日中でも絞り開放で撮影できます。
X100Fは高速の電子シャッターも使えるのでそちらでも良いのですが、ここでリーフシャッターが活きてきます。

そう、フラッシュ撮影です。
こちらは分かりやすく背景を1段ほどアンダーにしています。
リーフシャッターのおかげで、絞り開放f2では1/1000までフラッシュ同調できます。

こちらは背景とアンダーにしないでナチュラルに日中シンクロ撮影した作例です。
絞り開放で背景との分離を狙うだけでなく、フラッシュによって被写体にコントラストをつけた作品的な撮影もこなせてしまいます。
どうでしょうか。
内臓NDとリーフシャッターの特徴を活かせて見た目も素敵なX100F。
すごく良くないですか?
カメラの見た目がクラシカルで可愛くて、
撮れる写真も個性的な写りを楽しめて、
内蔵NDフィルターとリーフシャッターという
他のカメラにない機能も付いてるX100Fは
控えめに言っても最高です!
X100Fで撮影したお気に入り写真。








日々色々なフィルムシミュレーションを切り替えながら撮影しています。こちらに載せたものはJPG撮って出しで、編集していません。
普段持ち歩くことが多いX100FはJPGオンリーで撮影していて、すぐにiCloudに入れてすぐに共有したり誰かに見せたりします。RAW現像するとどうしても時間が必要になってしまいますからね。
X100シリーズ、どれを選ぶ?
X100FとX100Vを比較して、どちらを選ぶか迷ってる方が多いのではないでしょうか。ポイントになる違いは、カメラのデザインの違いと、レンズ構成ではないでしょうか。
もし、絞り開放からもっとしゃっきり写って欲しいって方にはX100Vの方が合うでしょう。
ただし、中古価格でもなかなかなお値段です。状態もよく確認した方が良いですね。
そして、もっと解像度の高いものを求める方は最新のX100VIが最適でしょう。
ただ、これまで書いてきたように最新の性能やデザインよりも程よいちょうど良さを求める方に
X100Fが色々バランス良くて素敵だよって伝わったら嬉しいです。
私はX100Fがシリーズで一番の名機だと確信しています。
余談ですが、私は普段X100Fに純正フードとプロテクトフィルターを付けています。
少しでも小さくしたい時は社外製のフードに替えたり、フードを付けずにキャップをつけて、そのままバッグに入れちゃうこともあります。
この気軽さが良いですよね。


中古を探すならマップカメラやカメラのキタムラが安心感高いと思いますが、それ以外のお店を利用するにしても、価格と状態をよく確認してからの購入をオススメします。
X100シリーズは今でもなかなかなお値段で流通していますので、後悔しないように事前の確認は入念にしましょう。
普段はこんな感じで持ち歩いています。
そしてこんな感じに撮影しています。
最後までご覧いただきありがとうございます。写真撮影、楽しんでいきましょう。

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