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X-T2はレトロかわいい優等生

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今回紹介するX-T2の発売日は2016年9月8日。ほぼ9年も前に発売されたカメラですが、今でも現役で撮影に使用しているカメラです。撮影ジャンルは限られるかもしれませんが、個人的な撮影では十分な性能で撮影できていますので、その要因を一つずつ解説していきます。

また、私の使用体験に基づいて記事にしています。細かな仕様など触れていない部分もありますので、詳細の確認はこちらの公式サイトからお願いします。

片手でしっかり握りやすい小ぶりなグリップと絶妙なサイズ感

X-Pro2よりもちょっとだけコンパクトなサイズで、小さめなグリップですが指がかりが良く、片手でも持ちやすいです。ついでにこの薄めのグリップと天面のシャッターダイヤルがフィルム一眼を思わせるデザインでとても好きです。かわいい。

グリップ前面。指がしっかりかかります。
この後ろ側のちょこっと出っ張った部分が良い感じに親指にかかります。良いデザインだと思います。
数字の並ぶダイヤルがレトロでかわいいです。

大きくて見やすいファインダー

他のXシリーズよりもファインダーが大きく見やすいです。今ではH系のラインナップがあるので埋もれがちなポイントかもしれませんが、Tシリーズから始まったこの大きめEVFが見やすいです。

H系と違ってアイカップが薄めなのも良いです。

アイカップはほこりが付きやすいのだけが難点です。

軽くて小ぶりで操作性も良い

X-T2のボディは約500g。軽くて小さいカメラボディは操作性が悪くなりがちですが、X-T2はそれぞれのボタン類は小さめですが、しっかりとした押し心地があり、ダイヤル類もクリック感のあるものなので操作性も良いです。

個人的にはスナップすることが多いので、ISOダイヤルとシャッターダイヤルがボタンで固定しておけるところがものすごく好きです。バッグに出し入れをしても勝手に回りません。

小さなボタン類ですが、クリック感しっかりしてます。機能の割り当ても出来て使いやすいです。
天面のISOダイヤルとシャッターダイヤルはロックのオンオフ機能がとても気に入っています。

高感度耐性もフルサイズに迫る勢い

X100FとX-Pro2も同じセンサーとエンジンが載ってますのでここは共通している部分なのですが、高感度域のノイズ処理がこの世代で一段と良くなったと感じています。

フルサイズならISO6400でも使えるイメージを持っていたのですが、この世代からXシリーズでもISO6400は全然使える感度という認識になりました。

web掲載程度のサイズであればISO12800でもアリだと思います。

ISO6400で撮影しました。全然画質悪くないですよね。ディテールが荒れてる部分も視認できないです。

特にFUJIFILMのカメラの高感度域はカラーノイズがほとんど感じられないんですよね。

ディテールに関しては拡大すれば気付けるんですが、こちらも全体を俯瞰した時には非常に感じにくくキレイに写っていると思えるんです。さすがフィルムメーカーですね。長年の経験が活かされているのでしょうね。

背面液晶画面が3方向チルトでアングルの選択肢が広がった

このチルト画面は最初に使った時に感動しました。

ハイアングルやローアングルの時には積極的に背面液晶画面を使って撮影していたので、これまでの2方向チルトの画面では縦構図で撮りたいときにめちゃくちゃ不便だったんですよね。

しかも写真撮影の時は断然バリアングルよりもチルトの方が感覚的に撮影しやすかったので、3方向チルトは写真撮影においてはとても使いやすいです。

この縦構図の時に大活躍できるチルトがすごく好きです。今までに気づかなかった視点に気づかせてくれます。
おなじみのローアングルポジション。
ハイアングルだけこの角度までしか動かないカメラが多いと思うんですがなぜなんでしょう。90度くらい出来ればもっと活用できるのに。

手ぶれ補正はない

X-H1以降Xシリーズでも手ぶれ補正が導入されたボディが増えてきていますが、T系で手ぶれ補正が導入されるのはX-T4から。

個人的には手ぶれ補正が導入されて大きく重くなるくらいなら無くて良いと考えています。

普段から持ち歩くなら、手ぶれ補正よりサイズと重さの方がはるかに気になるからです。

それにX-T2を使っていて、手ぶれ補正があったら良かったと思ったことがありませんでした。XF16-55mmとXF90mmを買うまでは。これについては別の記事にしています。

縦グリップもあるけど、大きく重くなるので無い方が扱いやすい

X-T2にはブースターグリップというものも発売されました。

性能が上がるならと購入しましたが、結果としては私には必要のないものでした。

バッテリーが二つ入れられて、本体と合わせて計3つのバッテリーを運用できます。

バッテリーをたくさん消費する、またはバッテリー交換の時間すら作れない、という環境では活躍できるかと思います。

かなり盛りっとボリュームアップします。
ボタン類も揃っていて操作性は良いです。
厚みもしっかりあって、それなりに大きく重くなります。
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個人的にはレッドバッジズームなどの大きめのレンズを装着した時に持ちやすくなるかと思いましたが、実際に付けてみるとグリップが物足りずしっかりと握り込めない上に縦グリップ分の重さも加わるため、かえって重量が増えただけの感覚で使いづらかったです。

小型軽量でファインダーも見やすく普段使いに最適なバランスの良さ

私の好みではデザイン性でX100FシャッターフィーリングでX-Pro2を選んでしまうのですが、ファインダーの視認性と操作性という点ではX-T2が優れています。

もしカメラボディが一つしか持てないとしたら、このバランスの良い優等生X-T2を選ぶと思います。

すでに最新の機種としてはX-T5が発売になっていますが、「普段使いのスナップ機」として見た場合

  • 2400万画素という扱いやすいデータサイズ
  • 最速ではないけれど十分なAF性能
  • 小型軽量だけど操作性は良い

という点から今でもX-T2はオススメできるカメラです。

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最新の機種が良い!AF早い方が良い!高画素の方が良い!って方は最新のX-T5にいきましょう。フィルムシミュレーションも増えてますよ。

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最後までご覧いただきありがとうございます。写真撮影、楽しんでいきましょう。

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