お気に入りのカメラに辿り着くための大切な3つのポイント
今使っているカメラやレンズがとても気に入っていると思えるまで、色んなものを使ってきました。
その過程から経験上欠かせない3つのポイントをもとに、大好きなX-Pro2を紹介します。

1.大きさと重さ
真っ先に必須な要素といえば、大きさと重さです。手に持った時にしっくりくる大きさかどうか、片手や両手で持ち比べた時の重量感はとても重要です。
カメラが大き過ぎても小さ過ぎても持ちにくいですし、その上で重さがどのくらいの負担になっているかも関係してきます。一般的に大きければ大きいほど、グリップ良く持ちやすいカメラが多くなる傾向にありますが、同時に大きければ大きいほど確実に重たくなります。
X-Pro2の重量は、バッテリーとSDカード含んで495g。ペットボトル一本くらいです。私にはこれくらいがちょうど良いです。それと仕様については細かく記述しませんので、気になる方は公式サイト等でご確認をお願いします。
大きさと重さと共にグリップや周辺の形も大事な要素です。そこで次のポイント。
2.見た目やデザイン
何をいまさらと思われるかもしれません。でもやっぱり大きさや重さと同じくらいに、見た目やデザインが好みかどうかは重要です。


X-Pro2は一般的ないわゆる一眼レフと呼ばれるカメラとは形が全然違います。四角いです。まるで武骨なお弁当箱です。しかも以前に紹介したX100Fよりも一回り大きい感覚です。でもそれが良いです。めっちゃかわいいです。手に余るくらいにずんぐりと四角いこのカメラの形が大好きです。

ぱっと見はX100Fとよく似ているX-Pro2ですが、表側と背面側に指がしっかりと引っかかる形状になっていてグリップが意外としっかりできます。

私の経験上、600g以下のレンズであれば全く問題なく手持ちでしっかりと撮影できます。

それ以上に重くなるレッドバッジのズームレンズ等を使うのであれば、別売りのグリップをつけた方が安定して撮影できます。



またファインダーも特徴的で、OVFとEVFが切り替えられるカメラはX100シリーズとX-Proシリーズだけです。しかもX-Pro2は可変倍率です。付けたXFレンズによって自動で切り替わります。ロマンです。

3.シャッター音とシャッターフィーリング
カメラごとに違うシャッター音は、実は一つのカメラを使い続ける上で一番重要なんじゃないかとも思えるほどに重視するポイントです。
このX-Pro2のシャッター音を言葉で表すなら、「ちゅきっ!」です。いや好きって言ってるわけじゃないです。大好きなシャッター音ですけど。手持ちでファインダーを覗いてシャッターを押すと「ちゅきっ!」って聞こえます。
皆さんにはどのように聞こえるでしょうか。すごく良くないですか。一眼レフのように大きくバシャッとはならず、X100シリーズのレンズシャッターとは違って、確かな音とメカニカルシャッターの手に伝わる静かな振動がとても心地よいんです。一回のシャッターごとに気持ち良いカメラ、最高じゃないですか。

このシャッターフィーリングがあるからこそ、私にとってはX100Fに並ぶお気に入りカメラとして毎日を共にしています。

X-Pro2とX100Fのどちらを持ち歩くか
X-Pro2が好きなポイントを並べましたが、同時にX100Fもお気に入りであることには変わりません。
そこでどのような使い分けをしているかを最後に記します。

- 23mm (35mm)画角を使うなら、X100Fだけを持ち歩く。
- 35mm(50mm)画角や他の焦点距離のレンズを使いたい時にはX-Pro2を持ち歩く。
という風に分けています。どちらを選ぶかはわりと気分です。
ただ毎朝どちらを持ち歩くかを決める時も楽しいんです。好きなカメラ一つだけ厳選する。
私の手元に残ったカメラは、常に使う選択肢があるカメラだけでした。
毎日シャッターを押すだけでも気持ち良くて最高なX-Pro2、良いですよ。

