Xシリーズで写真撮影を楽しむうちに、大きく重いレンズを選んで使う状況が増えた時期がありました。そんな中ですでに手持ちのボディで、ハンドグリップを付けてみたり、ストラップを替えてみたりと色々試していました。そして辿り着いた答えは、X-H1を使うことでした。

今回はそんなX-H1のレビューです。発売日が2018年3月1日と7年以上経っていて、後継のX-H2も発売されていますが、私はX-H1の方が好きで今でも使っています。似たような状況で迷っている方の参考になれば嬉しいです。
主な仕様
主な仕様 ↗より
型番 FUJIFILM X-H1 有効画素数 約2,430万画素 撮像素子 23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-Trans CMOS IIIセンサー、原色フィルター採用センサークリーニング圧電素子による超音波方式 記録メディア SDカード(~2GB)/SDHCカード(~32GB)/SDXCカード(~512GB)UHS-Ⅰ/UHS-Ⅱ対応(*1) 記録方式 静止画DCF Ver.2.0準拠圧縮:Exif Ver.2.3 JPEG準拠、DPOF対応(*2)非圧縮:14bit RAW(RAF独自フォーマット)/RAW+JPEG動画ファイル記録形式:MOV圧縮方式:MPEG-4 AVC/H.264準拠音声記録方式:リニアPCM ステレオ(24bit/48KHzサンプリング) 記録画素数 [L]<3:2>6000×4000 / <16:9>6000×3376 / <1:1>4000×4000[M]<3:2>4240×2832 / <16:9>4240×2384 / <1:1>2832×2832[S]<3:2>3008×2000 / <16:9>3008×1688 / <1:1>2000×2000 レンズマウント FUJIFILM Xマウント 撮影感度 標準出力感度AUTO1/AUTO2/AUTO3(ISO12800まで設定可能)
ISO200~12800(1/3段ステップ)拡張モードISO100/125/160/25600/51200測光方式 TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 露出制御 P(プログラムAE)/A(絞り優先AE)/S(シャッタースピード優先AE)/M(マニュアル露出) 露出補正 -5.0EV~+5.0EV 1/3EVステップ(動画撮影時は-2.0EV~+2.0EV) 手ブレ補正 補正機構センサーシフト方式5軸補正補正段数5.5段(CIP規格準拠、ピッチ/ヨー方向、XF35mmF1.4R装着時) シャッター形式 電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター シャッタースピード メカニカルシャッターPモード:4秒~1/8000秒 Aモード:30秒~1/8000秒 S/Mモード:15分~1/8000秒 バルブ:最長60分電子シャッター(*3)Pモード: 4秒~1/32000秒 Aモード: 30秒~1/32000秒 S/Mモード: 15分~1/32000秒 バルブ: 1秒固定電子先幕シャッターPモード: 4秒~1/8000秒 Aモード: 30秒~1/8000秒 S/Mモード: 15分~1/8000秒 バルブ: 最長60分メカニカル+電子シャッターPモード: 4秒~1/32000秒 Aモード: 30秒~1/32000秒 S/Mモード: 15分~1/32000秒 バルブ: 最長60分電子先幕+メカニカルシャッターPモード: 4秒~1/8000秒 Aモード: 30秒~1/8000秒 S/Mモード: 15分~1/8000秒 バルブ: 最長60分
※電子先幕の高速シャッターの上限は1/2000秒電子先幕+メカニカル+電子シャッターPモード: 4秒~1/32000秒 Aモード: 30秒~1/32000秒 S/Mモード: 15分~1/32000秒 バルブ: 最長60分
※電子先幕の高速シャッターの上限は1/2000秒フラッシュ同調速度1/250秒以下連写 約14コマ/秒(電子シャッター設定時)[ 連続記録枚数] JPEG: 40枚 可逆圧縮RAW: 27枚 非圧縮RAW: 23枚
約11コマ/秒(VPB-XH1装着時)[ 連続記録枚数] JPEG: 70枚 可逆圧縮RAW: 28枚 非圧縮RAW: 24枚
約8コマ/秒[ 連続記録枚数] JPEG: 80枚 可逆圧縮RAW: 31枚 非圧縮RAW: 26枚
約6コマ/秒(電子先幕シャッター時)[ 連続記録枚数] JPEG:エンドレス 可逆圧縮RAW: 35枚 非圧縮RAW: 28枚
約5コマ/秒[ 連続記録枚数] JPEG:エンドレス 可逆圧縮RAW: 37枚 非圧縮RAW: 29枚* 記録枚数は、使用するカードにより変わります。* 連写速度は、撮影環境や連続撮影枚数によって変わります。オートブラケティング AEブラケティング(±3EV/±8/3EV/±7/3EV/±2EV/±5/3EV/±4/3EV/±1EV/±2/3EV/±1/3EV)
フィルムシミュレーションブラケティング(3種類選択可能)
ダイナミックレンジブラケティング(100%/200%/400%)
ISO感度ブラケティング(±1/3EV/±2/3EV/±1EV)
ホワイトバランスブラケティング(±1/±2/±3)フォーカス モードシングルAF/コンティニュアスAF/MF(リング回転式)AF方式インテリジェントハイブリッドAF(TTLコントラストAF/位相差AF)AFフレーム選択[シングルポイントAF] EVF/LCD: 13×7/25×13のエリア選択(フォーカス枠サイズ可変)
[ゾーンAF] 13×7の91エリアより3×3/5×5/7×7選択
[ワイド/トラッキングAF] 多点表示(最大18点) ※AF-S: ワイド/AF-C: トラッキング
[オール]ホワイトバランス シーン自動認識オート/カスタム1~3/色温度(ケルビン値)選択(2500K~10000K)/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球/水中) セルフタイマー 10秒/2秒 インターバルタイマー撮影 あり(撮影間隔、撮影回数、開始時刻設定 ) フラッシュ発光モード 同調モード先幕/後幕/AUTO FP(HSS)発光モードTTL(フラッシュ発光オート/スタンダード/スローシンクロ)/マニュアル/コマンダー(EF-X8使用時) アクセサリーシュー あり(TTLフラッシュ対応) ファインダー 0.5型有機ELファインダー 約369万ドット(視野率約100%)
アイポイント: 約23mm(接眼レンズ最後尾から) 視度調整範囲: – 4~+2m -1
ファインダー倍率: 0.75倍(35mm判換算50mmレンズ、 無限遠、 視度-1.0m-1のとき)
対角視野: 約38°(水平視野: 約30°)
アイセンサー付き液晶モニター 3.0型 3:2アスペクト 3方向チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター 約104万ドット 動画 [4K(4096×2160)] 24p/23.98p 200Mbps/100Mbps/50Mbps 連続最大約15分まで
[4K(3840×2160)] 29.97p/25p/24p/23.98p 200Mbps/100Mbps/50Mbps 連続最大約15分まで
[Full HD(2048×1080)] 24p/23.98p 100Mbps/50Mbps 連続最大約20分まで
[Full HD(1920×1080)] 59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 100Mbps/50Mbps 連続最大約20分まで
[Full HD(1920×1080)]ハイスピード動画 120p/100p 200Mbps 連続最大約6分まで
[HD(1280×720)] 59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 50Mbps 連続最大約30分まで* 動画を撮影するときは、UHSスピードクラス3以上のメモリーカードをご使用ください。* パワー・ブースター・グリップ装着時は4K動画、 Full HD動画共に約30分まで連続撮影可能です。* 動画を連続して撮影した場合、 ファイルサイズが4GBを超える場合でも一時中断することなく動画撮影が可能ですが、 動画ファイルは分割して保存されるため、 それぞれのファイルごとに再生が必要です。フィルムシミュレーションモード 16モード(PROVIA/スタンダード、 Velvia/ビビッド、 ASTIA/ソフト、 クラシッククローム、 PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、 モノクロ、 モノクロ+Yeフィルター、 モノクロ+Rフィルター、 モノクロ+Gフィルター、 セピア、ACROS、 ACROS+Yeフィルター、 ACROS+Rフィルター、 ACROS+Gフィルター、ETERNA/シネマ) グレインエフェクト 強、弱、OFF ダイナミックレンジ設定 AUTO/100%/200%/400%
ISO感度制限(DR100%: 制限なし、 DR200%: ISO400以上、 DR400%: ISO800以上)アドバンストフィルター トイカメラ/ミニチュア/ポップカラー/ハイキー/ローキー/ダイナミックトーン/ソフトフォーカス/パートカラー(レッド/オレンジ/イエロー/グリーン/ブルー/パープル) ワイヤレス転送部 準拠規格IEEE802.11b/g/n(無線LAN 標準プロトコル)暗号化方式WEP/WPA/WPA2 mixed modeアクセス方式インフラストラクチャーモード Bluetooth® 準拠規格Bluetooth Ver 4.0(Bluetooth low energy)使用周波数範囲2402~2480MHz(中心周波数) ワイヤレス機能 位置情報サーチ、スマートフォンへの画像送信、スマートフォンからの画像閲覧、リモート撮影機能、PC自動保存機能、instaxプリンタープリント、Eye-Fi対応あり(Connected無し) その他の機能 パノラマ、AF-Cカスタム設定、4K映像出力先、半押しAF、半押しAE、AF-ON、Exif Print 対応、PRINT Image Matching II 対応、言語設定(日/英含む35言語)、世界時計(時差設定)、マニュアル時モニター露出反映、EVF明るさ、EVF鮮やかさ、LCD明るさ、LCD鮮やかさ、モニター撮影効果反映、画面のカスタマイズ、著作権情報 入出力端子 デジタル入出力USB3.0 マイクロB端子* リモートレリーズ端子兼用:RR-90(別売)用HDMI出力HDMIマイクロ端子(Type D)その他ø3.5mmステレオミニジャック(マイク用)、φ2.5mmリモートレリーズ端子、 ホットシュー、シンクロターミナル 電源 充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオンタイプ)※付属標準撮影枚数 約310枚(ノーマルモード時)※XF35mmF1.4 R使用時実撮影電池寿命※顔検出OFF時
4K:約35分、FULL HD:約45分連続撮影電池寿命※顔検出OFF時
4K:約45分、FULL HD:約75分寸法・質量 本体外形寸法(幅)139.8mm×(高さ)97.3mm×(奥行き)85.5mm (最薄部39.5mm)撮影時質量約673g(付属バッテリー、メモリーカード含む)本体質量約623g(バッテリー、メモリーカード含まず) 動作環境 温度-10℃~+40℃湿度10%~80%(結露しないこと) 起動時間 約0.4秒 付属品 充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオンタイプ)バッテリーチャージャーBC-W126クリップオンフラッシュEF-X8ショルダーストラップボディーキャップストラップリングストラップリングカバーホットシューカバー縦位置パワー・ブースター・グリップ用端子カバーシンクロターミナルカバーストラップリング取り付け補助具ケーブルプロテクター使用説明書保証書一式 略称 F X-H1(ブラック)
主な仕様を引用しておきます。引用元のページは説明書にもなっています。操作方法など、詳細を確認したい時はリンクからどうぞ。
Xシリーズの中では一番大きくて重い系統のボディ
質量673g。大きく堅牢な作りです。グリップの形状が良いので、体感としては数字上の重量ほど重いとは思わないかもしれません。ですがやっぱり重いものは重いです。

ただ、XF35mm f1.4などの軽量レンズとの組み合わせでは、とても握りやすいグリップ形状が相まって重さは気にならず、むしろ操作もしやすく撮影が捗ります。矛盾しているみたいですが不思議とそんな感覚で使っています。

バッテリーの消費は明らかに他のXシリーズよりも早い
手ぶれ補正と電源オフでもついてる液晶パネルもあるからか、比較するまでもなく明らかに他のXシリーズよりもバッテリーの減り方が早いです。
X-H1を持ち歩くなら常に予備バッテリー1つは一緒にバッグに入れておきたいですね。
ちなみにバッテリーは純正一択です。社外品を使っていたら膨らんできた経験が何度かあるので。
X-T4との違い
中古で買うなら、今までのラインナップとスペックからX-T4と比較検討された方も多いのではないでしょうか。私がそうでした。
X-H1とX-T4の主な違いは
- 背面モニターの違い。X-H1の3方向チルトとX-T4のバリアングル。
- バッテリー容量。X-T4の方が大きく長持ち。
- グリップの形状。X-H1の方が深く握りやすく、フェザータッチシャッターもあってブレに強い。
このあたりじゃないでしょうか。どちらに好きな要素が多いかで選択が分かれるところですね。

フェザータッチシャッター
シャッターボタンの押し心地が非常に軽く、慣れないと触れたくらいの感覚でシャッターを押してしまうくらい軽いシャッターボタンです。ですがすぐに慣れます。そしてとても静かに撮影できます。加えてシャッター音もとても静かです。
X100Fの方がレンズシャッターでさらに静かなのですが、X-H1はメカニカルシャッターなのに脅威の静けさです。静観している状況など、音をなるべく立てたくない環境ではX-H1以外使いたくないですね。
X-H1のメリットとデメリット

メリット
デメリット
それと個人的にアイカップが深くて使いづらかったのでX-T1に付いてたような形のものに替えました。

X-H1はこんな人にオススメ
私の場合はXF16-55mmとXF90mmを最高の環境で使いたくて辿り着いた答えがX-H1でした。
この2つのレンズは写りは最高に良いのですが、レンズ自体が重く、また手ぶれ補正機構もないところがネックでした。ところがX-H1と組み合わせて使うことで、大きく重たいレンズが持ちやすくなり、おまけに手ぶれ補正も加わることで手持ち撮影で重さに負けて微ブレした失敗写真を量産してしまうことが無くなりました。
特にXF90mmと組み合わせるのがお気に入りです。

それにオールドレンズをよく使う方にも同じように当てはまります。一眼レフ用の重ためなレンズや中望遠画角になる単焦点レンズにも、手ぶれ補正と心強いグリップで撮影の快適度が跳ね上がります。

このような経験からX-H1は次の要素が好きな方々にオススメします。
これらが当てはまる数が多ければX-H1はピッタリです。中古で価格的にもお値打ちな方ですし、ぜひ使って撮影してみて欲しいです。私の場合はバッテリー交換もフィルムの入れ替えに比べたら一瞬で済ませられるので全く気にならず、X-H1はとてもピッタリなカメラでした。今でも使ってます。
逆に、バリアングル液晶が好きな人やモードダイヤルが好きな人、画素数が多い方が良い方やAFがもっと高性能な方が良い方には新しいX-H2の方が合うかもしれませんね。バッテリーも容量増えてますし。プロカメラマンでも、写真撮影に限ればX-H1の時も導入されている印象がありましたが、X-H2Sが発売されてからは映像撮影で導入されている印象が強くなりました。
X-H1で撮影した作例は別記事にしています。よろしければご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。写真撮影、楽しんでいきましょう。
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