Xシリーズで写真撮影を楽しむうちに、大きく重いレンズを選んで使う状況が増えた時期がありました。そんな中ですでに手持ちのボディで、ハンドグリップを付けてみたり、ストラップを替えてみたりと色々試していました。そして辿り着いた答えは、X-H1を使うことでした。

今回はそんなX-H1のお話です。発売日が2018年3月1日と7年以上経っていて、後継のX-H2も発売されていますが、私はX-H1の方が好きで今でも使っています。似たような状況で迷っている方の参考になれば嬉しいです。
仕様についての詳細は公式サイトからご確認をお願いします。
Xシリーズの中では一番大きくて重い系統のボディ
質量673g。大きく堅牢な作りです。グリップの形状が良いので、体感としては数字上の重量ほど重いとは思わないかもしれません。ですがやっぱり重いものは重いです。

ただ、XF35mm f1.4などの軽量レンズとの組み合わせでは、とても握りやすいグリップ形状が相まって重さは気にならず、むしろ操作もしやすく撮影が捗ります。矛盾しているみたいですが不思議とそんな感覚で使っています。

バッテリーの消費は明らかに他のXシリーズよりも早い
手ぶれ補正と電源オフでもついてる液晶パネルもあるからか、明らかに他のXシリーズよりもバッテリーの減り方が早いです。
X-H1を持ち歩くなら常に予備バッテリー1つは一緒にバッグに入れておきたいですね。
ちなみにバッテリーは純正一択です。社外品を使っていたら膨らんできた経験が何度かあるので。
X-T4との違い
発売時期とスペックからX-T4と比較検討された方も多いのではないでしょうか。私もそうです。
X-H1とX-T4の主な違いは
- 背面モニターの違い。X-H1の3方向チルトとX-T4のバリアングル。
- バッテリー容量。X-T4の方が大きく長持ち。
- グリップの形状。X-H1の方が深く握りやすく、フェザータッチシャッターもあってブレに強い。
このあたりじゃないでしょうか。どちらに好きな要素が多いかで選択が分かれるところですね。

フェザータッチシャッター
シャッターボタンの押し心地が非常に軽く、慣れないと触れたくらいの感覚でシャッターを押してしまうくらい軽いシャッターボタンです。ですがすぐに慣れます。そしてとても静かに撮影できます。加えてシャッター音もとても静かです。
X100Fの方がレンズシャッターでさらに静かなのですが、X-H1はメカニカルシャッターなのに脅威の静けさです。静観している状況など、音をなるべく立てたくない環境ではX-H1以外使いたくないですね。
X-H1のメリットとデメリット

メリット
デメリット
それと個人的にアイカップが深くて使いづらかったのでX-T1に付いてたような形のものに替えました。

X-H1はこんな人にオススメ
私の場合はXF16-55mmとXF90mmを最高の環境で使いたくて辿り着いた答えがX-H1でした。
この2つのレンズは写りは最高に良いのですが、レンズ自体が重く、また手ぶれ補正機構もないところがネックでした。ところがX-H1と組み合わせて使うことで、大きく重たいレンズが持ちやすくなり、おまけに手ぶれ補正も加わることで手持ち撮影で重さに負けて微ブレしてしまうことが無くなりました。
特にXF90mmと組み合わせるのがお気に入りです。

それにオールドレンズをよく使う方にも同じように当てはまります。一眼レフ用の重ためなレンズや中望遠画角になる単焦点レンズにも、手ぶれ補正と心強いグリップで撮影の快適度が跳ね上がります。

このような経験からX-H1は次の要素が好きな方々にオススメします。
これらが当てはまる数が多ければX-H1はピッタリです。中古で価格的にもお値打ちな方ですし、ぜひ使って撮影してみて欲しいです。私の場合はバッテリー交換もフィルムの入れ替えに比べたら一瞬で済ませられるので全く気にならず、X-H1はとてもピッタリなカメラでした。今でも使ってます。
逆に、バリアングル液晶が好きな人やモードダイヤルが好きな人、画素数が多い方が良い方やAFがもっと高性能な方が良い方には新しいX-H2の方が合うかもしれませんね。バッテリーも容量増えてますし。


最後までご覧いただきありがとうございます。写真撮影、楽しんでいきましょう。
