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憧れのスナフキンから学ぶミニマルな生き方と考え方

ミニマリズム
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私はミニマリストとして、スナフキンの生き方や考え方にものすごく憧れています。もちろん、物語の中のキャラクターの一人ですから、実際に同じ様にするには社会生活との擦り合わせが必要な部分はどうしてもあります。

それでも、スナフキンのように自由で身軽に生きたくて、そのスタイルに辿り着きたくて追いかけてしまうのです。

ご存知だと思いますが、スナフキンとは、あのムーミンに登場するあのスナフキンです。身軽に生きる旅人で、荷物はリュックサックひとつ。緑色の帽子と服でテント暮らし、ハーモニカを吹いて曲を作ったり釣りをしたりして、あちこち旅をするミニマリストの先駆けのようなキャラクターです。

物語の中のスナフキンから、とても心に響くセリフが多く登場します。そんな中から今回はムーミン公式サイトで紹介されている物を元に、引用して紹介していきます。

ミニマリストやミニマリストを目指す人じゃなくても、生きていく上での考え方として、参考になる名言もありますのでぜひ見てみてください。

スナフキンの名言

なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、むずかしくなっちゃうんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ。そして立ち去るときには、頭の中へしまっておく

名言|ムーミン公式サイトより

私が一番最初に衝撃を受けたスナフキンのセリフで、今でも一番心に留めている言葉です。ミニマリストとして、生活の形として物を減らしても、リバウンドしてしまったことがあったんです。その状況に悩んでいた時に出会ったのがスナフキンでした。このセリフは、「足るを知る」を具体的に教えてくれるように、スッと心の中に染み渡りました。全てはこれに尽きる気もします。

人は、その両手に持つ以上に、たくさんの物を持ち続けることは無理なんですよね。

そして頭の中にしっかり記憶する。それで充分なんですよね。

このシーンに出会ったことが、スナフキンに憧れるようになったきっかけです。

それはいいテントだが、ものに執着せぬようにしなきゃな。すててしまえよ。パンケーキ・フライパンも。ぼくたちには、用のなくなった道具だもの

名言|ムーミン公式サイトより

こちらも上のセリフと同じ「ムーミン谷の彗星」で出てくるセリフで、テントを運んで欲しくて愚痴るスニフに向かって放たれた名言です。ものに執着しないようにとか、すててしまえとか、用のなくなった道具という捉え方はいかにもミニマリストだと思いました。私も本当の意味でミニマルな考え方が身につくまでは、何度も心の中で繰り返した言葉です。

ちなみに、ムーミン谷の彗星はパペットアニメーションになっているのですが、原作小説に沿った作りで好きになりました。

原作小説をかなり端折ったような内容ですが、ムーミンの原作小説の第一作でもあり、ムーミンの世界観も良く表現されていると感じました。小説を読むのが苦手な方に特にオススメです。

このセリフは前後含めた方が腑に落ちるので、端的に分かりやすい劇場版を紹介しました。

ありがとう。でも、今も考えたんだけど、持ち物をふやすというのは、ほんとにおそろしいことですね

スナフキンの宝物って何?|ムーミン公式サイトより

こちらも上と同じ「ムーミン谷の彗星」の一場面です。いかにもミニマリストな一面が垣間見えるシーンです。劇場版では残念ながらカットされていました。引用元のリンクから少し前後が読めますので、ぜひ確認してください。

本当に、持ち物を安易に増やしてしまうのは、恐ろしいことなんです。次第に何を持っているのか把握できなくなり、管理できなくなり、物が増える連鎖にも繋がります。

身軽で自由でいるためには、簡単に荷物を増やせないことを、スナフキンは身をもって知っているからこその言葉ですね。

ぼくたちは、本能にしたがって歩くのがいいんだ。

名言|ムーミン公式サイトより

このセリフ、元はコンパスに頼らずに本能に従うという流れなんですが、今で言うならスマホに頼らないという感じでしょうか。

ただ当てずっぽうなわけではなく、経験に基づく自然の摂理を知っているから、必要のない雑音には惑わされないという意味だったりします。

とても端的で本質をストレートに発言するスナフキンかっこいい。

生きるってことは、平和じゃないんですよ

名言|ムーミン公式サイトより

そう、生きていく上で、どうしても衝突してしまうことや譲れないことがあります。

食べるためには動物の命を頂いたり、植物の次世代となる果実や種を獲ることもあります。

全て平和に何も起こさないと、生きていくことは出来ないですよね。

厳しい言葉ですが、これも自然の摂理であり、平和なだけでは生きていけないです。

なにかためしてみようってときには、どうしたって危険がともなうんだ

名言|ムーミン公式サイトより

トライするってことにはリスクが伴うのです。No pain, no gain.と同義だと思ってます。

でもこの言い回しの方が、誰かに話した時に伝わりやすい気がします。

大切なのは、自分のしたいことがなにかを、わかってるってことだよ

名言|ムーミン公式サイトより

自分のしたいことって、意外とはっきり思い浮かべられない時が多かったりします。周りに流されている時や、誰かに付き合っている時に、特にそう思いました。

自分が何がしたいのかを明確にして行動すれば、後悔することがあっても、反省してまた次の目標に向かって動き出せるのではないでしょうか。私がそうなので。

ぼくの大きらいなやつが、ひとりだけいるんだ。それが、あの公園番さ。『べからず、べからず』と書いてある立てふだなんか、ぜんぶ引ひきぬいてやるぞ!

名言|ムーミン公式サイトより

この言葉、スナフキンらしさが出ていてとても好きなんです。

スナフキンって聖人君主のような諭すだけの存在ではないんですよね。

特に自由を妨げる物や行為に対して感情的になるところに、等身大の人間らしさというか、生きていて思考も出来るからこそ出てくるエゴもしっかり持っているんです。

人は感情を持っています。許せないことは怒っていいし、自分の意思を他人に分かるように表していいんです。

私は感情を殺して社会生活をしてきていたので、このスナフキンの言葉と行動にとても救われた気持ちになりました。

まあいいや。じゃ、いっしょにおいで。だけど、こまったことになっても、ぼくは知らないぜ

名言|ムーミン公式サイトより

もうひとつ突き放したような言葉を挙げます。一見、優しくしておいてすぐ厳しくするような場面に思えます。

でもこれって、「自分のことは自分でなんとかするつもりでいてね」っていう当たり前のことを言っているんですよね。

私はどこかに出かける時には、基本的に一人で動きます。完全に偏見ですが、特に一緒に行動するのが女性だと、完全にこちらに頼って付いてくるだけだったり色んな都合を押し付けられて行動が制限される事が多いからです。

なので私は基本的に自己責任・個別行動を好みます。どうしても一緒に出かける時にはスナフキンのようにこの言葉を投げかけます。

それに、一人で身軽にやりたい事をやりたい時にできる方が、圧倒的に自由だと考えているからです。

今夜は歌のことだけを考えよう。明日は明日の風が吹くさ

名言|ムーミン公式サイトより

なんて素敵な言い回しなんでしょう。そう思いませんか?今に集中するってことなんですが、言い方一つで受け取り方も変わってきますよね。

考える事さえもミニマルにする。私も見習います。

あんまりだれかを崇拝すると、本物の自由はえられないんだぜ。そういうものなのさ

名言|ムーミン公式サイトより

これもまた忘れないようにしている言葉の一つです。

誰かに憧れて、その人に近づけるように真似をしたり、考え方を取り入れたりしますよね。でも、そればかりに捉われていると、自分の気持ちや環境と合わない部分を見落としてしまったりします。

私が冒頭で、スナフキンに憧れつつも、社会生活と擦り合わせるとしたのは正にこの要素です。

崇拝し過ぎてしまうと、その誰かや何かに捉われて、自分らしさをいつの間にか失っていくんです。だから本物の自由からは離れてしまうんですね。

自分自身で考える事と試す事の重要さがとても伝わってくる言葉です。

ぼくの探しているのは、おせっかいされないことさ。

名言|ムーミン公式サイトより

仕事関係や家族関係で、やたらと詮索してくる人っていませんか?私の周りにはいました。とても嫌でした。だから離れました。おせっかいされずに自由で在りたい。よく分かります。

あんまりおおげさに考えすぎないようにしろよ。なんでも、大きくしすぎちゃ、だめだぜ

名言|ムーミン公式サイトより

持ち物を最小限にするのと同じように、受け取った言葉や印象もおおげさに考えないようにしなよという、スナフキンらしさの詰まった名言です。

私は誰かに言われたことをおおげさに色々と考えてしまう性格でした。今でも感情的になると危ういので、度々この言葉を思い返すようにしています。

つい、色々な意味があるんじゃないかとか、どんな含みを持たせているのかとか、特に嫌な意味で言葉の裏を考えてしまうことが多かったんです。

本当に、なんでも大きくしすぎちゃダメですね。

いつもスナフキンの言葉には助けられています。

原作小説ムーミンは芸術性を持った哲学

ここまで、スナフキンの名言に限って紹介してきましたが、名言はスナフキンに限らず多いのが原作小説のムーミンだと思っています。

ネット検索すると「ムーミンは子ども向け」という意見が多数見つかりましたが、私はムーミンは子ども向けではないと思います。正確には、一部のアニメと絵本がお子様向けに制作されているのであって、原作小説に関しては言葉や挿絵に考察できる余地の多い大人向けの作品だと感じました。

コミックは風刺の要素が強いと感じましたし、個人的には原作小説が最もムーミンらしさというか、独特の世界観を感じられて好きです。

その言葉は哲学的に読者を考えさせるものが多く、挿絵は情景を表す以上に芸術的で人それぞれ想像の余地のある印象的なものが多いです。

もし、ムーミンは子ども向けとしかイメージしていない方がいらっしゃるのでしたら、ぜひ原作小説のムーミンを読んでみてほしいです。今回は名言をピックアップしましたが、小説ならその前後も含めて、より言葉の意味を捉えやすくなります。

スナフキンの名言に限った本ならこちらがオススメです。挿絵と共に言葉が添えられています。

ムーミンを風刺的に楽しみたいのならコミックが良いかもしれません。ただし、コミックといっても、私が読んだ印象では子ども向けではないと思います。

新品では買えませんが、この本も気になります。

最後までご覧いただきありがとうございます。スナフキンの名言を、ミニマリストに関連しそうな部分に限って引用してみました。

総じて、スナフキンは自由であり続けるために、ミニマリストのような身軽ですぐに動ける生活スタイルに辿り着いたのではないでしょうか。

私もミニマリストとして身軽に自由で在るために、スナフキンの生き方や考え方を見習いつつ、私自身が一番自由になれる状態を探し続けます。ある意味、これも旅ですね。

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