このアニメはもともと小説が原作の作品なのですが、私がまだアニメを視聴しただけの段階ですので、このようなタイトルになりました。
最初がなろう小説でWebで発表され、そこから書籍化、さらにはコミカライズされ、ついにアニメ化も達成された大ヒット作品です。きっとすでにタイトルや内容もご存知の方も多いかと思いますが、私なりの感想や考察も交えつつ書き綴ってみます。
どんなアニメ?
昔の中国っぽい世界観で、後宮と呼ばれる場所(日本でいうなら大奥かな?)で起こる事件・恋愛・その他諸々が展開収束される、ファンタジーのようなラブコメのような多数の要素がミックスされた物語です。
お話はタイトル通り、薬師として後宮に仕える主人公猫猫の視点・独白で展開して行きます。
始まりは猫猫がさらわれて後宮に売り飛ばされるという、スピーディーな展開で始まります。そして、ここから様々な事件が起こったり、多数のキャラクターが登場します。物語の中に大小様々な伏線が貼られており、目が離せない展開が続きます。構成も演出も巧みなので、ぜひ目も耳も油断しないで視聴して欲しい作品です。
アニメは1期24話構成で見応えたっぷり。現在は2期まで放送されており、続編も制作予定です。楽しみですね。
見どころ面白いところ
繰り返しになりますが、伏線が大きいものから小さい物までたくさん潜ませてあるお話なので、一見大したことないやりとりも注意深く見て覚えておくと後から「あ!」ってなります。そういった作りを狙ってされている感があって、引き込まれて見入ってしまいます。
タイトル通り、推理や推察をひとりごとを言うように展開されるので、視聴者も共感しやすい上に先が気になって早く続きを見たくなりますね。また、専門的な名称や知識も少なめで、分かりにくい部分には説明的なフォローもあるのが良いです。
また、物語として1期と2期でそれぞれちゃんと伏線回収されて終わるから見ていて気持ちが良いです。1期2期を持ち越してモヤモヤハラハラするのは猫猫と壬氏様の関係性くらいでしょうか。すごく気になって巧みな引きです。そりゃ続きも見たくなりますよ。
それから、猫猫が普段は理論的でクールなのに、ときどき感情で動くところがドラマチックでハラハラして引き込まれます。それも感情的な度合いを表すように勢い良く動き出すのが、人間らしさも感じられて好きです。
淡々とトラブルを避けるように賢く行動することと、感情的に勢いよく行動するパターンの対比がまたこの物語を面白くしている大きな要因ですね。
また、猫猫にちょっかいを出す壬氏様が、最初は大人が子どもをからかうように絡んでくる様が多いのに、途中から、けっこう子どもっぽいところを猫猫に見せるようになってくる所が、どんどん心を開いていくみたいで可愛いです。これもまた、この先の物語の展開に関係してくる態度の変化だと思うと、頭から離れなくなります。
それから、アニメならでは演出にも魅力が詰まってます。
時にコミカルに茶化したりふざけたりするシーンではデフォルメの効いた簡略化された絵になったり、シリアスな時や推理展開する時にはしっかり絵も描き込まれていたりするところがメリハリがあって良いです。
どちらのパターンも作画崩れもなくクオリティの高い制作で、お話の展開も相まって目が離せません。
説明的なシーンを、内容によってセリフで展開したり曲とアニメーションで見せたりする時もあったりして、こちらもアニメならではの魅力が上手く使われているのもすごいです。
これを見て頂いているみなさんは、すでにアニメを視聴済みかと思いますが、ぜひもう一度視聴してみて欲しいです。私は2期を見終えてから、もう一度1期を見返したのですが、キャラクターや周囲のもの等の見え方が変わって一段と楽しめました。



アニメがこれだけ面白いと、原作の小説も気になりますよね。
個人的にはマンガ原作より小説原作の方が名作アニメが多いと思っているのですが、気のせいでしょうか。文章が持つ魅力は今も昔もきっと変わらないということですよね。きっと。
アニメの続編が来る前に原作を読むか迷ってます。どちらにしても続編が楽しみですね!
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

にほんブログ村
