お気に入りのカメラに辿り着くための大切な3つのポイント
今使っているカメラやレンズがとても気に入っていると思えるまで、色んなものを使ってきました。
その過程から経験上欠かせない3つのポイントをもとに、大好きな富士フイルムのX-Pro2をレビューします。

仕様
仕様より
型番 FUJIFILM X-Pro2 有効画素数 2430万画素 撮像素子 23.5mm×15.6mm (APS-Cサイズ)
X-Trans CMOS Ⅲ、原色フィルター採用記録メディア SDメモリーカード / SDHCメモリーカード / SDXCメモリーカード(弊社推奨品) メモリーカードスロット SD カード × 2 撮影感度 ISO 200~12800(1/3段ステップ)、AUTO
ISO 100/125/160/25600/51200は拡張モード露出制御 プログラム(プログラムシフト可能)/シャッタースピード優先/絞り優先/マニュアル 露出補正 -5EV~+5EV(1/3 段ステップ) シャッタースピード メカニカルシャッター:
P モード時:4秒~1/8000秒、全モード合わせて:15分~1/8000秒、タイム:15分~1/8000秒、バルブ:最長60分
電子シャッター:
P、S、A、M:1秒~1/32000秒、タイム:1秒~1/32000秒、バルブ:1秒固定
メカニカル+電子:
P モード時:4秒~1/32000秒、全モード合わせて::15分~1/32000秒、タイム:15分~1/32000秒、バルブ:最長60分フラッシュ 別売のTTL フラッシュ(クリップオンタイプ)時に設定可能 ハイブリッドビューファインダー 光学ファインダー(OVF)
電子式ブライトフレームファインダー(逆ガリレオ式)、撮影範囲フレーム視野率 約92%、ファインダー倍率 約0.36倍/約0.6倍
電子ビューファインダー(EVF)
0.48型カラー液晶ファインダー、約236万ドット
ファインダー倍率 0.59倍(35 mm判換算50 mmレンズ、無限遠、視度 - 1.0 m-1のとき)、対角視野 約29.1度(水平視野約24.4度)
視度調節範囲
- 4 ~ +2m–1(dpt)アイポイント
約16mm液晶モニター(LCD) 3.0型カラー液晶モニター、約162万ドット、固定式 動画
(ステレオ音声付き)1080/60P:60フレーム/秒
1080/50P:50フレーム/秒
1080/30P:30フレーム/秒
1080/25P:25フレーム/秒
1080/24P:24フレーム/秒
720/60P:60フレーム/秒
720/50P:50フレーム/秒
720/30P:30フレーム/秒
720/25P:25フレーム/秒
720/24P:24フレーム/秒
電源 充電式バッテリー NP-W126/NP-W126S(付属) 寸法・質量 本体外形寸法
(幅)140.5mm×(高さ)82.8mm×(奥行き)45.9mm
(奥行き最薄部 34.8mm)
撮影時質量
約495g(付属バッテリー、メモリーカード含む)本体質量
約445g(バッテリー、メモリーカード含まず)標準撮影枚数 ハイパフォーマンス:250枚(LCD)/210枚(EVF)/350枚(OVF)
スタンダード:280枚(LCD)/250枚(EVF)/350枚(OVF)
エコノミー:330枚(LCD)/330枚(EVF)/380枚(OVF)
※ XF35mmF1.4 R 使用、P モード時
CIPA規格による。バッテリーは付属のもの、記録メディアはSDメモリーカードを使用し測定。バッテリーの充電容量により撮影可能枚数の変動があるため、ここに示すバッテリー作動可能枚数を保証するものではありません。低温時ではバッテリー作動可能枚数が少なくなります。付属品 充電式バッテリー:NP-W126/NP-W126S (リチウムイオンタイプ)
バッテリーチャージャー:BC-W126
ショルダーストラップ
ストラップリング
ストラップリングカバー
ストラップリング取り付け補助具
ボディキャップ
ホットシューカバー
シンクロターミナルキャップ
使用説明書・保証書一式
発売日は2016年3月3日。すでに9年以上前のモデルで、後継機であるX-Pro3も発売されています。なぜ、いまさらX-Pro2なのか。それは最新のスペックを追い求めるよりも、自分に合ったちょうど良さや使った時の心地よさが、他のものよりもピッタリとハマるからです。
1.大きさと重さ
真っ先に必須な要素といえば、大きさと重さです。手に持った時にしっくりくる大きさかどうか、片手や両手で持ち比べた時の重量感はとても重要です。
カメラが大き過ぎても小さ過ぎても持ちにくいですし、その上で重さがどのくらいの負担になっているかも関係してきます。
一般的に大きければ大きいほど、グリップ良く持ちやすいカメラが多くなる傾向にありますが、同時に大きければ大きいほど確実に重たくなります。
X-Pro2の重量は、バッテリーとSDカード含んで495g。ペットボトル一本くらいです。私にはこれくらいがちょうど良いです。
大きさと重さと共にグリップや周辺の形も大事な要素です。そこで次のポイント。
2.見た目やデザイン
何をいまさらと思われるかもしれません。でもやっぱり大きさや重さと同じくらいに、見た目やデザインが好みかどうかは重要です。


X-Pro2は一般的ないわゆる一眼レフと呼ばれるカメラとは形が全然違います。四角いです。まるで武骨なお弁当箱です。
しかも以前に紹介したX100Fよりも一回り大きい感覚です。
でもそれが良いです。
めっちゃかわいいです。
手に余るくらいにずんぐりと四角いこのカメラの形が大好きです。

ぱっと見はX100Fとよく似ているX-Pro2ですが、表側と背面側に指がしっかりと引っかかる形状になっていてグリップが意外としっかりできます。

私の経験上、600g以下のレンズであれば全く問題なく手持ちでしっかりと撮影できます。

それ以上に重くなるレッドバッジのズームレンズ等を使うのであれば、別売りのグリップをつけた方が安定して撮影できます。



またファインダーも特徴的で、OVFとEVFが切り替えられるカメラはX100シリーズとX-Proシリーズだけです。
しかもX-Pro2は可変倍率です。
付けたXFレンズによって自動で切り替わります。
ロマンです。

3.シャッター音とシャッターフィーリング
カメラごとに違うシャッター音は、実は一つのカメラを使い続ける上で一番重要なんじゃないかとも思えるほどに重視するポイントです。
このX-Pro2のシャッター音を言葉で表すなら、「ちゅきっ!」です。
いや好きって言ってるわけじゃないです。
大好きなシャッター音ですけど。
手持ちでファインダーを覗いてシャッターを押すと「ちゅきっ!」って聞こえます。
皆さんにはどのように聞こえるでしょうか。
すごく良くないですか。
一眼レフのように大きくバシャッとはならず、X100シリーズのレンズシャッターとは違って、確かな音とメカニカルシャッターの手に伝わる静かな振動がとても心地よいんです。
一回のシャッターごとに気持ち良いカメラ、最高じゃないですか。

このシャッターフィーリングがあるからこそ、私にとってはX100Fに並ぶお気に入りカメラとして毎日を共にしています。

X-Pro2とX100Fのどちらを持ち歩くか
X-Pro2が好きなポイントを並べましたが、同時にX100Fもお気に入りであることには変わりません。
そこでどのような使い分けをしているかを最後に記します。

という風に分けています。
どちらを選ぶかはわりと気分です。
ただ毎朝どちらを持ち歩くかを決める時も楽しいんです。好きなカメラ一つだけ厳選する。
私の手元に残ったカメラは、常に使う選択肢があるカメラだけでした。
毎日シャッターを押すだけでも気持ち良くて最高なX-Pro2、良いですよ。
(作例はまた別の記事にして公開する予定です。)
購入する場合は中古になりますが、発売当初の定価よりも中古価格が高騰していることが多くなっています。カメラのキタムラやマップカメラなど、価格と同時に状態や詳細をよく比較検討することをオススメします。
フィルムシミュレーションのクラシックネガを使いたい方や、USB充電をよくする方はX-Pro3も比較検討しても良いかもしれません。


最後までご覧いただきありがとうございます。写真撮影、楽しんでいきましょう。

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